出版社内容情報
中国における独占行為、事業者集中、市場支配的地位の濫用、行政独占の基礎知識を解説。事例から実務動向や行政担当官・裁判官の判断傾向がわかり、日本企業の対策に役立つ。
内容説明
中国の独占禁止法は2022年に施行15周年を迎え、初の大幅の法改正が行われた。本改正は日本においても注視されており、特に中国に進出している多くの企業で、独占禁止法に関する知識を全面的にアップデートする必要がある。本書では、中国における独占行為、事業者集中、市場支配的地位の濫用、行政独占の基礎知識など、最新の中国独占禁止法における重要テーマを解説している。また、本書では事例を分析して、実務動向や行政担当官・裁判官の判断傾向を掲載している。
目次
第1章 独占禁止法の基礎知識
第2章 独占合意
第3章 事業者集中
第4章 市場支配的地位の濫用
第5章 行政独占
第6章 独占禁止法調査
第7章 独占禁止をめぐる訴訟
第8章 主要法規
著者等紹介
孫彦[ソンゲン]
外国法事務弁護士(中倫外国法事務弁護士事務所)。2006年北京大学大学院卒業、2013年~2014年ワシントン大学(University of Washington)ロースクール客員研究員。日本の大手法律事務所にて10年以上の実務経験を積み、2018年11月から中倫外国法事務弁護士事務所(中倫律師事務所東京オフィス)のパートナー就任。日中間のM&A、紛争解決、中国現地法人の不祥事対応や危機管理、コーポレート・ガバナンス等、企業法務全般を取り扱っている。日本仲裁人協会会員、一般社団法人日本商事仲裁協会名簿仲裁人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。