内容説明
本書は、筆者が会社経営、コンサルティングの現場で実際に用いた方法をもとに決断力を高めるためのビジネス会計を構築するための手法を解説します。
目次
第1章 経営判断と管理会計の基本―B/S、P/Lは意思決定の役に立たない!?(A事業から撤退か、存続か?;財務諸表はマネジャーの意思決定に役立たない!? ほか)
第2章 ビジネスシーンで判断を歪めるもの―経営判断のトラップ(判断のバイアス;認知の限界 ほか)
第3章 意思決定のトラップを避けるための基本テクニック―「BEST」の意思決定vs「BETTER」な意思決定(意思決定のトラップを避けるための会計テクニック;差額原価収益分析 ほか)
第4章 OODAループへ―意思決定プロセスと情報システムを見直す(不確実性の下の優れた意思決定プロセス:OODAループ;PDCAサイクルとOODAループ ほか)
著者等紹介
森川智之[モリカワトモユキ]
公認会計士。平成3年公認会計士二次試験合格。大手監査法人にて、会計監査、上場コンサルティング、企業再建、M&A業務などに従事したのち平成11年に独立。現在は会計コンサルティング、会計業務サポート、研修・セミナー講師、ベンチャー企業支援などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Strega Rossa
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タイトルからすると実践的な管理会計のトピックスを扱った本に見える。だが、前半、全体の半分程度のページが行動経済学の判断のバイアスについての解説で占められている。経営判断に当たっては、人間はこうした不合理な判断に陥りがちだから、意思決定会計などの合理的な手法が必要だという流れで本書は構成されている。 後半の意思決定会計部分はオーソドックスだが、所々に行動経済学と結ばれた解説が付されている。前段でこれほど多くのページが行動経済学の説明に費やされているのが本書のユニークな点である。2018/04/26
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- 和書
- 自意識と創り出す思考