出版社内容情報
2006年に公表した討議資料「財務会計の概念フレームワーク」に記述されている「投資のリスクからの解放」概念を研究対象とし、その役割と限界を問い直す研究書。
内容説明
「投資のリスクからの解放」概念について、3名の執筆者が激論を通じて執筆。会計基準のあり方をめぐる混乱に、階層性を意識することで合理的な説明を付与しようと試みた研究。
目次
第1部 「投資のリスクからの解放」概念の再検討(本書の研究主題;検討範囲と議論の前提;「投資のリスクからの解放」概念の形成;「投資のリスクからの解放」;「投資のリスクからの解放」による基礎概念の再構築;会計基準の体系に係わるその他の論点)
第2部 「投資のリスクからの解放」概念と個別基準(個別基準との関係を問うことの意義;時価評価会計;収益認識会計;繰延会計;減損会計;企業結合会計;持分法会計;資産負債の両建会計;会計上の見積りの変更と条件変更の会計;外貨換算会計;資産の認識の中止会計;個別基準と基礎概念との関係の整理)
著者等紹介
米山正樹[ヨネヤママサキ]
1989年3月東京大学経済学部卒業。2017年税理士試験委員(~2019年、2021年~2023年)
秋葉賢一[アキバケンイチ]
1986年3月横浜国立大学経営学部卒業。2009年公認会計士試験委員(~2015年)
浅見裕子[アサミユウコ]
1995年3月慶應義塾大学経済学部卒業。2020年税理士試験委員(~2022年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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