出版社内容情報
法律学の初学者を対象に、法律の制定・公布・施行の流れや条文に特有な表現の持つ意味などを具体的に解説。学び始めの時期に確実に身に着けておくべき事項を精選した入門書。
内容説明
本書は、研究者・教育者の視点から、初学者が法令用語を理解するために必要と考える事項を、30講に整理して解説するものです。法律の制定プロセスから条文の構造の理解、さらには日本語における条文という表現形態について、読者に自ら考えてもらうことを目指して執筆されています。すべての講に練習問題(Let’s try)を付しています。大学での講義を前提として、事前・事後学習に最適な演習書として活用していただきたい一冊です。
目次
1 成文法をめぐるア・ラ・カルト(法律;法令 ほか)
2 条文をめぐるア・ラ・カルト(条文の構造;前条・次条 ほか)
3 条文特有の日本語表現(「又は」と「若しくは」;「及び」と「並びに」 ほか)
4 時の流れと条文(期限・期間・期日;期間の計算方法 ほか)
5 公用文(公用文作成の考え方、特に送り仮名)
著者等紹介
眞田芳憲[サナダヨシアキ]
1937年新潟県生、中央大学名誉教授、政法大学比較法研究所客座教授、2015年瑞宝中綬章受章、2017年逝去
矢沢久純[ヤザワヒサズミ]
1971年長野県生、北九州市立大学法学部教授、華東政法大学日本法研究中心客座教授、厦門大学法学院日本法研究中心客座研究員、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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