婚活との付き合いかた―婚活市場でこじらせないための行為戦略

高橋 勅徳/オオノ リサ【著】

中央経済社（2023/08発売）

• サイズ 46判／ページ数 200p／高さ 19cm
• 商品コード 9784502470318
• NDC分類 367.4
• Cコード C2034

出版社内容情報

マッチングアプリ、婚活パーティー、結婚相談所等の結婚支援サービスを支配する独特の力学をどう捉え、利用すべきか。男女それぞれで可能な行為戦略を経営学者の視点で探る。

内容説明

婚活を前向きに取り組むために。婚活がうまくいく、うまくいかない、という結果は本人の努力や心がけだけで決まるものなのでしょうか。もし、婚活支援サービスとうまく付き合うことができないと、男女ともに無自覚に罠にはまってしまうとしたらどうでしょうか。実際に婚活した女子大生の体験も交えながら、婚活という独特の場を経営学者の視点で分析し、より具体的な戦略を考えます。

目次

第１部　婚活を難しくする、市場の力学と男女の行為を知ろう（女子大生にとっての婚活というリアル；「選べない疲労」：マッチング・アプリを使った婚活；対面の罠；婚活市場における女性の分類；婚活市場の力学から問題を考え直す）
第２部　婚活戦略　男性編（男性はどう、婚活市場と付き合うことができるのか？；恋愛弱者男性に可能な婚活戦略とは？；恋愛強者・恋愛過多男性のための婚活戦略；婚活市場の「外」にユートピアはあるのか？）
第３部　婚活戦略　女性編（婚活女性が婚活で迷子にならないために；恋愛弱者女性のための婚活戦略；恋愛強者女性のための婚活戦略；婚活戦略の新展開）
第４部　企業編　婚活支援サービス業への提案（婚活支援サービス業の新しいビジネスモデルの探索；婚活市場の現在の仕組みを活かすには？；婚活支援サービス業に新しい仕組みはありえるのか？）

著者等紹介

高橋勅徳［タカハシミサノリ］
１９７４年愛媛県生まれ。学歴：１９９９年神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了。２００２年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士（経営学）。職歴：沖縄大学法経学部専任講師（２００２‐２００３年度）。滋賀大学経済学部准教授（２００４‐２００８年度）。首都大学東京大学院社会科学研究科准教授（２００９年‐２０１７年度）。東京都立大学大学院経営学研究科准教授（２０１８年度‐現在）。専攻：企業家研究、ソーシャル・イノベーション論。受賞歴：２００９年第４回日本ベンチャー学会清成忠男小本賞受賞。２０１９年日本ＮＰＯ学会第１７回日本ＮＰＯ学会賞優秀賞

オオノリサ［オオノリサ］
２０２２年度、東京都立大学卒。仮名。都内企業勤務（２０２３年５月現在２３歳）。高橋勅徳ゼミ生。卒業論文で婚活のフィールドワークを行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Taka]

婚活は終わったみたいなので総括ついでに。大学生が婚活してみてその結果を卒論にしたという内容。マッチングアプリでは男性のショットガンアプローチに女性はハイスペ低スペ関係なく拗らせてしまう。まだいい人に会えるんじゃないか。女は婚活を就職と捉えるか恋愛と捉えるかそれとも夢を達成する手段として捉えるか。結婚相談所の限られた選択肢やアプローチのプロがつくのはおすすめ。またAIによる強制的なカップリングはいかが？と色々分析していて面白い。私の婚活を振り返ってみると、とにかく子どもが欲しかった。恋愛ではなく目的を追った

2024/04/20

[バッシー]

非恋愛強者女性の場合、急にモテはじめるので「こじらせる」という話は興味深かった。

2024/02/03

[ガリンペイロKT]

婚活パーティーを担当したこともあり、現在は結婚相談所を運営している立場からすると、「その通り」と思う個所もあれば、「？？？」となる個所もある。 もう少し現場を調査された方が良いのではないかなぁ・・・。

2025/05/25

[Jimmy]

これはなかなかナイス。婚活男性が際限なく女性に申し込むショットガンアプローチで、女性が急激なモテ体験をして、こじらせてしまって、婚活が長期化するという理論が中心。　すごく的を得た内容な気がする。

2024/08/10

[しゅんぺい（笑）]

求めていた内容と違ってけっこうむずかった。高橋さんの別の著書は読んでみたいと思った。

2023/10/16