内容説明
法務、税務、会計の3つの側面から、実務上留意すべき点、検討を要する論点等を広く集約し、広く・深く・実務に直結した形で、「適格現物分配」の有用性や活用戦略について解説。各分野の体系的な解説を行うとともに、それぞれの分野三位一体で活用事例を解説している。実際の活用事例、実際の税務上・会計上の仕訳の詳細、法務面では議事録等の書式例、スケジュールの例等を具体的に列挙し、そのまま活用・転用できる解説書となるように工夫をした。
目次
現物分配制度の活用可能性
第1部 法務編(現物配当の概要;現物配当に必要な法律等に基づく手続き ほか)
第2部 税務編(適格現物分配とは;現物分配の定義と適格要件 ほか)
第3部 会計編(現物配当に関する会計の概要;現物配当の会計処理/分配可能額の計算)
第4部 事例編(親法人株式の処分―その他利益剰余金を原資とした配当による場合;孫会社の子会社化―その他資本剰余金を原資とした配当による場合 ほか)
著者等紹介
勝間田学[カツマタマナブ]
弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所)。2001年一橋大学法学部卒業。2002年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。2008年米国シカゴ大学ロースクール卒業。2008年~2009年Herbert Smith LLPにて執務。2009年ニューヨーク州弁護士登録
西村美智子[ニシムラミチコ]
税理士(税理士法人トーマツ)。東京女子大学文理学部英米文学科卒業。1989年勝島敏明税理士事務所(現、税理士法人トーマツ)に入所。1995年から1997年までDTT研修プログラムにより米国D&T事務所にて勤務
中島礼子[ナカジマレイコ]
税理士(税理士法人トーマツ)。1993年早稲田大学政治経済学部卒業。1995年早稲田大学大学院経済学研究科修了。1998年勝島敏明税理士事務所(現、税理士法人トーマツ)に入所
松下欣親[マツシタヨシチカ]
公認会計士(有限責任監査法人トーマツ)。1993年明治大学商学部卒業。1995年監査法人トーマツ(現、有限責任監査法人トーマツ)入社
金井孝晃[カナイタカアキ]
公認会計士(有限責任監査法人トーマツ)。1999年金沢大学経済学部卒業。2001年監査法人トーマツ(現、有限責任監査法人トーマツ)入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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