出版社内容情報
個性的で多様な地域で構成されている信州には、イノベーションが数多く存在する。革新的な成果をあげている事例を掘り起こし、その分析から地方創生の鍵となるヒントを探る。
内容説明
「多様性」が地域イノベーションを生み出すカギだとすれば、個性的で多様な地域で構成されている信州には地域イノベーションの事例が多く存在する。本書は信州が取り組んできた地域イノベーションの事例を、下記の構成で掘り起こす。
目次
第1章 長野県ワイン産業のイノベーション―宿命的風土論を超えて
第2章 信州の伝統的工芸品産業のイノベーション―産地ブランド化と商品開発
第3章 諏訪・岡谷地域産業集積のイノベーション―その変遷と現在
第4章 都会から人を呼び込む!―南箕輪村と飯田市の挑戦
第5章 行政と民間の協働・共創によるイノベーション―出島組織、塩尻市振興公社の活用
第6章 山岳リゾート・オールシーズン化へのイノベーション―白馬村の事例を中心にして
第7章 代表民主制と自治体議会のイノベーション―宮田村議会の「むらびと会議」を事例に
第8章 「学生起業」が生み出される地域の関係性―長野県立大学の学生が生み出した3事業を事例として
第9章 身の丈起業が醸す静かなイノベーション―小さく始めた事業の姿から
第10章 サステイナブル・アントレプレナーシップと地域イノベーション―長野県上田市に本社をおくバリューブックスの事例から
第11章 フィールド・チャレンジ―若者が日本社会の毛細血管のチャレンジを導く