出版社内容情報
税務調査でよくある調査官の質問の意図を明らかにすることで、会社が行うべき対応と対策を解説。第3版では、著者の経験を基にした「ブイエス(VS)調査官」を新たに収録。
内容説明
実際の税務調査でよくある調査官の「質問」を勘定科目ごとに示し、その質問の意図(何を見ているのか、何を知りたいのか)を明らかにすることで、会社が行うべき対応と対策を解説します。今回の改訂では、旧版(2020年刊行)以降の税制改正のフォローと、元審判官によるコーチングの加筆に加えて、第1部を新たに執筆・差し替えて、刷新しました。題して、新しい第1部は「税務調査対応の基礎と実践」です。ここでは、税務調査とその手続きに関する基礎的知識を簡潔にまとめています。税務調査の経験が浅い方でも、不安なく税務調査の対応が可能となるでしょう。また、本改訂で、コラムブイエス(VS)調査官を新たに収録しています。これは、国税審判官退官後に著者が対応をした税務調査のうち特に記憶に残る調査のやり取りを紹介するものです。本コラムでは、読者の方々が、税務調査においてポイントとなる「視点」「考え方」「対処方法」が具体的にイメージできることを期待しております。
目次
第1部 税務調査対応の基礎と実践(究極の税務調査対策は税務リスクの管理にある。;相手を知らずして闘えない。税務調査に関する基礎知識を得る。;万全な税務調査の実地対応は、慌てないための周到な準備から始まる。 ほか)
第2部 調査官の質問と対応・対策“貸借対照表編”(現預金;受取手形・売掛金・未収入金;貸倒引当金 ほか)
第3部 調査官の質問と対応・対策“損益計算書編”(売上高;売上原価;役員給与 ほか)