出版社内容情報
M&Aの普及に伴い重視されてきているPMI(買収後の経営統合)につき、その進め方と留意事項を解説。PMIのチェックリストとしての活用を目指した内容となっている。
内容説明
唯一絶対の解が存在しない統合プロセスにおいて、より円滑に実務を進めるための「ガイドライン」として、常に座右に備えていただきたい一冊。
目次
近年のM&A市場とPMI
PMIの全体プロセス(総論)
ビジョンの統合
戦略の統合
ガバナンスの統合
人事領域の統合
財務・会計領域の統合
システムの統合
営業機能の統合
物流機能の統合
総務領域の統合
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
4
故有ってPMIについて勉強中。 この本が概要から実務に渡って全体感を知るには最適な内容だった。2024/11/30
Go Extreme
2
日本電産のM&A流儀:2割交渉・8割PMI ダナハ―のM&A戦略:対象市場・対象企業・バリエーション PMIの取り組み領域:経営統合・信頼関係構築・業務統合 シナジー:売上・コスト×バリューチェーン 失敗要因の時系列分析 統合方針:吸収・支配・連邦・放任 戦略の類型:市場浸透・製品開発・市場開拓・垂直統合・多角化 シナジー実現:ゴール・意識×能力×行動ー阻害要因=成果 シナジーオプション:インパクト×不確実性 人事:片寄せ・選択・刷新 IT基盤:外部連系・機能改修・能力草原・法令対応・事業継続・全体構造2023/05/08
pikka_bookk
1
M&Aの成功はPMIの成功(想定シナジーの創出)と言われる。PMIから逆算してディールを遂行することが重要だと感じた。 PMIで検討対象となるテーマを網羅しつつ、各領域における具体的な進め方を整理している。図や実例も明示しており非常に分かりやすい。優先順位の関係で細かく読めてないので、PMIのチェックリストとして今後活用したい。PMIの全体像を理解すればいったん大丈夫な気はするが、各領域(ビジョン、戦略、ガバナンス、人事、財務・会計、システム、営業機能、物流、総務)もしっかり学びたい。2024/02/17