出版社内容情報
経済安全保障に関する政策や法整備の急速な進展に対応した法務的目線における企業対応を解説。関連法制立案に行政官及び弁護士として携わってきた著者がわかりやすく記載。
内容説明
米中対立の激化、ロシアのウクライナ侵攻など、世界的に不安定な中、日本では「経済安全保障」に関する政策や法整備が急速に進んでいる。具体的には、経済安全保障担当大臣が新設され、2022年5月には経済安全保障推進法が成立するなどした。そこで本書は、行政官および弁護士として、経済安全保障政策の立案および法案作成ならびに企業の実務対応に携わってきた著者の目線から、企業が法務の観点から把握しておくべき経済安全保障の全体像について解説する。
目次
第1章 経済安全保障とは何か
第2章 企業における経済安全保障への実務対応
第3章 経済安全保障を読み解く主要11分野―貿易管理
第4章 経済安全保障を読み解く主要11分野―投資管理
第5章 経済安全保障を読み解く主要11分野―経済制裁
第6章 経済安全保障を読み解く主要11分野―ICTS/サイバーセキュリティ
第7章 経済安全保障を読み解く主要11分野―国家秘密保全(セキュリティ・クリアランス)
第8章 経済安全保障を読み解く主要11分野―研究インテグリティ
第9章 経済安全保障を読み解く主要11分野―入国管理
第10章 経済安全保障を読み解く主要11分野―経済安全保障推進法(サプライチェーン強靱化、基幹インフラの機能維持、官民技術協力、非公開特許)
第11章 今後想定される経済安全保障関連の政策
著者等紹介
大川信太郎[オオカワシンタロウ]
2014年司法試験合格、2015年東京大学法学部卒業、2016年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。森・濱田松本法律事務所での勤務を経て、2019年から任期付公務員として経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易管理課、安全保障貿易管理政策課および同国際投資管理室ならびに大臣官房経済安全保障室にて勤務。2021年12月より森・濱田松本法律事務所に復帰。クロスボーダーM&Aを含む国際取引やそれに伴う平時・有事の規制法アドバイスを取り扱う。特に外為法をはじめとする経済安全保障法制に詳しく、日米欧中を含む主要国の投資管理、貿易管理、機微技術管理、経済制裁等に知見を有する。また、ビジネスと人権の観点から企業が直面する人権問題へのアドバイスも行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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