内容説明
公正価値の適用を決定する５つの原則とは。銀行の貸出債権、コア預金、非金融会社の金融商品、棚卸資産、子会社投資、履行義務などを例にとり、公正価値測定の是非を検討する。
目次
序章 本書の概要
第１章 公正価値会計をめぐる諸課題
第２章 公正価値会計と歴史的原価会計の製品としての諸特性
第３章 公正価値会計の五原則
第４章 公正価値会計の適用とその実務的配慮
第５章 マーケット・ソリューション（市場による自発的な解決策）の教訓
第６章 総括：公正価値会計の適用可能性
第７章 産業別の公正価値の報告方法
著者等紹介
ニッシム，ドロン［ニッシム，ドロン］［Ｎｉｓｓｉｍ，Ｄｏｒｏｎ］
コロンビア大学ビジネススクール教授。カリフォルニア大学バークレー校よりＰｈ．Ｄを取得。主な研究領域は、利益の質、ファンダメンタル分析、エクイティ・バリュエーションである。Ｂａｒｕｃｈ Ｌｅｖとの共著“Ｔａｘａｂｌｅ Ｉｎｃｏｍｅ，Ｆｕｔｕｒｅ Ｅａｒｎｉｎｇｓ，ａｎｄ Ｅｑｕｉｔｙ Ｖａｌｕｅｓ，”Ａｃｃｏｕｎｔｉｎｇ Ｒｅｖｉｅｗ（２００４）に対して、財務管理者研究財団より財務報告書の作成者や利用者にとって最も重要と認められた論文に与えられる学術賞が授与された
ペンマン，ステファン［ペンマン，ステファン］［Ｐｅｎｍａｎ，Ｓｔｅｐｈｅｎ］
コロンビア大学ビジネススクール教授。会計および証券分析に関する卓越した研究センター（ＣＥＡＳＡ）共同責任者。シカゴ大学よりＰｈ．Ｄを取得。主な研究領域は、株主資本の評価および証券分析における会計情報の役割である。１９９１年に米国会計学会（ＡＡＡ）と米国公認会計士協会（ＡＩＣＰＡ）よりＮｏｔａｂｌｅ Ｃｏｎｔｒｉｂｕｔｉｏｎ ｔｏ Ａｃｃｏｕｎｔｉｎｇ Ｌｉｔｅｒａｔｕｒｅ賞が授与され、２００２年にＡＡＡとデロイトトウシュ（Ｄｅｌｏｉｔｔｅ ＆ Ｔｏｕｃｈｅ）よりＦｉｎａｎｃｉａｌ Ｓｔａｔｅｍｅｎｔ Ａｎａｌｙｓｉｓ ａｎｄ Ｓｅｃｕｒｉｔｙ Ｖａｌｕａｔｉｏｎ（ＭｃＧｒａｗ‐Ｈｉｌｌ，２００１）に対してＷｉｌｄｍａｎ Ｍｅｄａｌ賞が授与された
角ヶ谷典幸［ツノガヤノリユキ］
九州大学大学院経済学研究院准教授・博士（商学）（一橋大学）
赤城諭士［アカギサトシ］
九州産業大学商学部准教授・博士（商学）（明治大学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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