出版社内容情報
CFОとの関わりから、FP&A(Financial Planning & Analysis)の役割、機能、スキルを学び、グローバル企業と日本企業の具体例から、ビジネスパートナーとなるための課題を知る。
内容説明
CFOは1つのプロフェッション(専門職)であると著者たちは考えている。グローバル企業において経営管理を担当する組織はFP&A(Financial Planning & Analysis)と言い、CFO傘下のFP&A組織において働く構成員はFP&Aプロフェッショナル(専門職業人)と呼ばれる。FP&Aを経験することはCFOを目指すための重要なステップと捉えられている。本書では、経理・財務・経営企画部門の方々を念頭に、FP&Aの役割、機能、スキルとは何かを、著者たちの経験・知見から解説していくものである。
目次
第1章 CFOとFP&A(FP&Aプロフェッショナルのキャリア;日本企業とグローバル企業のCFO組織 ほか)
第2章 FP&Aプロセス(経営管理プロセス;マネジメント・コントロール・システム ほか)
第3章 グローバル企業の「事業部レベル」におけるFP&A(グローバル企業を牽引してきたFP&A;FP&A組織構造の変遷 ほか)
第4章 日本企業の「本社レベル」におけるFP&A(FP&Aプロフェッショナルのキャリア;日本のオーナー系上場企業の創業者とFP&A ほか)
第5章 FP&Aプロフェッショナル(FP&Aプロフェッショナルのスキルセット:1つのH;FP&Aプロフェッショナルのマインドセット:6つのW)
著者等紹介
石橋善一郎[イシバシゼンイチロウ]
一般社団法人日本CFO協会FP&Aプログラム運営委員会委員長、米国管理会計士協会(IMA)日本支部President、LEC会計大学院特任教授、千葉商科大学会計大学院客員教授、中央大学大学院戦略経営研究科客員教授、株式会社常陽銀行社外取締役。プロフィール:富士通株式会社、富士通アメリカ、株式会社コーポレイトディレクションズ、インテル米国本社事業部コントローラーを経て、インテル株式会社最高財務責任者に就任。D&Mホールディング株式会社にて執行役兼最高財務責任者、日本トイザらス株式会社にて代表取締役副社長兼最高財務責任者を歴任。東北大学会計大学院にて教授、早稲田大学会計大学院、一橋大学大学院経営管理研究科、相模女子大学大学院社会起業研究科、筑波大学大学院グローバル研究院にて非常勤講師を歴任。米国管理会計士協会(IMA)の米国本部および東京支部でボードメンバーを歴任
三木晃彦[ミキアキヒコ]
リガク・ホールディングス株式会社専務執行役員 最高財務賃任者(CFO)経営管理本部長。プロフィール:慶應義塾大学経済学部卒。外資系IT企業の日本法人に新卒で入社し、予算管理(米国駐在を含む)、価格設定、事業部CFO等を務める。その後、外資系PCメーカーの日本法人の取締役CFO、外資系教育出版会社の日本法人のCFO兼COO、外資系IT企業の日本法人(理事として再入社)における2つの事業部CFO、日系素材メーカーの執行役員としてグループ業績管理(英国駐在)と経理部アジア統括を務める。2022年6月に株式会社リガクに入社し、8月より現職。日本における米国公認会計士の団体である一般社団法人JUSCPA(Japan Society of U.S. CPAs)の理事(2016-2017年に代表理事)
本田仁志[ホンダヒトシ]
株式会社日立物流(2023年4月1日よりロジスティード株式会社に社名変更)執行役財務戦略本部長。プロフィール:早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、株式会社東芝に入社。経理および財務領域に担当。工場の原価担当から、全社規模の投融資管理、資金戦略策定などを経験した後、グループおよび個別事業の中期計画・予算策定等を担った。その後、株式会社アーバンコーポレイション、株式会社ファーストリテイリングを経て、2008年8月、トランスコスモス株式会社に経営企画部長として入社。その後、CFOに就任し、経営管理、経理、財務、法務、総務、システム部門などの領域を統括した。2019年4月、株式会社日立物流入社。2022年8月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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K.I
ネットが浜