出版社内容情報
逆転裁決(課税庁の課税処分を国税不服審判所が取消し)を、その判断基準に焦点を当てて分析。逆転裁決から導かれる課税庁の立証責任に迫る税理士・税務職員必読の書。
内容説明
本書では2016年から2022年にあった26の逆転裁決について、事件の概要と基礎事実、当事者(原処分庁と請求人)の主張及び審判所の判断を明らかにします。その上で、それぞれの裁決を次の視点から分析します。審判所が引いた一線はどこか(処分取消とした判断基準)。裁決の評価(相当か反対か)。裁決に関連するあれこれ(当該事案から見いだせる普遍的な課税判断基準があるのかを考える)。
目次
第1章 本書の読み方
第2章 税法の解釈(「モノサシ」)が示された逆転裁決
第3章 「当てはめ」が否定された逆転裁決
第4章 審判所が事実認定した逆転裁決
第5章 重加算税の賦課決定処分に係る逆転裁決
第6章 最近(令和3年及び4年)の逆転裁決
著者等紹介
伊倉博[イクラヒロシ]
1981年東京国税局に入局。91年東京国税不服審判所審査官、93年東京国税局訟務官室、個人課税課を経て衆議院法制局に出向、2001年東京国税局訟務官室、06年金沢国税局訟務官、11年東京国税局訟務官。15年熊本国税局出水税務署長を最後に退官。16年税理士登録。17年8月より日本公認会計士協会税務相談員(所得税担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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