出版社内容情報
データ分析の視点で日本のコーポレート・ガバナンス史を捉えた新機軸のテキスト。企業行動の歴史分析をデータ分析で行うための基本的な考え方、分析結果の解釈方法等も解説。
内容説明
データ分析を駆使して日本企業の発展に迫った「数量経営史」初のテキスト。
目次
序章 本書の目的
第1章 データ分析のポイント:分析結果の読み方
第2章 日本のコーポレート・ガバナンス:特徴と変容
第3章 会社制度と株主主権
第4章 財閥:ファミリービジネスと持株会社
第5章 専門経営者と内部労働市場
第6章 金融恐慌と銀行淘汰
第7章 M&Aの経済機能
第8章 コーポレート・ガバナンスの変容:戦間期の相対化
第9章 戦時源流論:コーポレート・ガバナンスの連続と断絶
著者等紹介
川本真哉[カワモトシンヤ]
南山大学経済学部教授、京都大学博士(経済学)。1977年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学高等研究所助教、新潟産業大学経済学部専任講師、福井県立大学経済学部准教授、南山大学経済学部准教授を経て、現職。専攻、コーポレート・ガバナンス論、数量経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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歴史データと統計分析の接近 データ分析のポイント:分析結果の読み方 基本統計量 最小二乗法 日本のコーポレート・ガバナンス:特徴と変容 経営規律の主体 戦前への回帰? 会社制度と株主主権 会社形態 会社制度 株主主権の評価 財閥:ファミリービジネスと持株会社 多角化と組織整理 専門経営者と内部労働市場 内部昇格者 内部昇進型経営者 多様性から同質化へ 金融恐慌と銀行淘汰 M&Aの経済機能 企業価値向上 コーポレート・ガバナンスの変容:戦間期の相対化 戦時源流論:コーポレート・ガバナンスの連続と断絶 2022/11/14