内容説明
IFRSとのアドプションの動きが進む中、わが国の会計基準においても、不動産の時価評価が必要な場面が増えてきています。IFRSは公正価値の測定を重視する会計基準であるため、企業の資産の中で高いウェイトを占める不動産の重要性は今後ますます高まると考えられます。本書は、賃貸等不動産や資産除去債務、減損会計、M&A等、会計実務の中で不動産評価が必要となる場面ごとに、評価方法を具体的に解説しています。また、最終章では、鑑定評価書を見るポイントもわかりやすく示しています。
目次
会計実務と不動産評価の接点
不動産評価の手法
減損会計における不動産評価
資産除去債務会計における不動産評価
賃貸等不動産における評価
販売用不動産等の低価法における不動産評価
組織再編における不動産評価
担保評価
民事再生・会社更生における不動産評価
流動化・証券化における不動産評価
鑑定評価書の読み方