内容説明
CGコードでも対応が迫られるTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)による開示の基本事項からシナリオ分析、排出量測定、今後の動向まで解説!
目次
第1部 理論編 TCFD開示とは(企業を取り巻くステークホルダーの状況;TCFD開示のフレームワーク)
第2部 実践編 TCFD開示の実務と開示の動向(TCFD開示の進め方;TCFD開示の動向)
第3部 将来編 サステナビリティ開示の未来像(サステナビリティ開示のゆくえ;IFRS財団によるサステナビリティ開示基準(気候関連の開示要求に関する事項を含む)のプロトタイプ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ohe Hiroyuki
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気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の開示項目について概説しつつ、その導入について概説した一冊。▼本書がユニークなのは、TCFD開示を進めるにあたって、どのようなステップで進めればいいのかの例が書かれている点である。TCFD開示についてプロジェクト化するにあたって大いに参考になるところがある。▼CO2の排出はどれくらいですか?という質問は簡単だが、答えるのは簡単ではない。範囲についてはスコープ1~スコープ3という一応の参照はあるが、まさしく個々の企業の経営判断によるところが大きいであろう。2022/10/22