内容説明
日本企業が直面している課題を踏まえ、多様な人材の能力発揮を経営価値の向上につなげるために不可欠な人事管理、求められる社員像やそれに関連する取組みを紹介する。その際、従来のダイバーシティ経営の議論においてはあまり取り上げられてこなかった、日本企業の人事管理システムや、そこで働く人たちのキャリアに対する考え方についても欠かせない視点ととらえ、これらを含め、新しい切り口から多様な人材のマネジメントの課題に迫る。
目次
序章 ダイバーシティ経営を支える5つの柱
第1章 ダイバーシティ経営とは何か
第2章 ダイバーシティがもたらす成果とそのメカニズム
第3章 ダイバーシティ経営に適合的な人事管理システム
第4章 ダイバーシティ経営の土台としての働き方改革と「境界管理」
第5章 従業員の自律的なキャリア形成支援
第6章 欧州企業のダイバーシティ経営:人事管理制度と管理職のマネジメント
著者等紹介
佐藤博樹[サトウヒロキ]
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)教授。東京大学名誉教授。専門は人的資源管理。兼職として、内閣府・男女共同参画会議議員、内閣府・ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議委員、経済産業省・新ダイバーシティ経営企業100選運営委員会委員長などを歴任
武石恵美子[タケイシエミコ]
法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(社会科学)。専門は人的資源管理論、女性労働論。兼職として、厚生労働省の労働政策審議会委員、人材開発分科会長、雇用環境・均等分科会委員など
坂爪洋美[サカズメヒロミ]
法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(経営学)。専門は産業・組織心理学。兼職として、日本労働研究雑誌編集委員長、東京地方労働審議会公益委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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