内容説明
本書は、原価計算と工業簿記の初級と中級の内容を説明した入門的な教科書であり、この分野を初めて体系的に学習する学生と社会人の両者を、読者の対象として考えています。本書では、理論を説明するだけではなく、学習した理論を実務に役立てられるように、理論と実務の橋渡しを意識した補足的な説明を行い、また実務にヒントを得た問題を作成しました。本書の主要な読者は、授業でこのテキストを使っている大学生になりますが、単に理論や計算を学習することで満足するのではなく、卒業後の仕事での利用を意識しつつ、本書を学習していただきたいと思います。また、自社で行っている原価計算の手順は知っていても、原価計算の体系を学習したことがない実務家にとっても、自分の仕事を見直すきっかけとして本書を役立てることができます。
目次
原価計算とは
原価の分類
工業簿記の特徴と勘定記入
工業簿記の体系
材料費の計算
労務費と経費の計算
製造間接費の配賦計算
個別原価計算
製造間接費の部門別計算
単純総合原価計算
工程別総合原価計算、組別総合原価計算、等級別総合原価計算
連産品、副産物、作業屑、仕損品、減損の計算
標準原価計算
直接原価計算
著者等紹介
園田智昭[ソノダトモアキ]
慶應義塾大学商学部教授。博士(商学)(慶應義塾大学)、公認会計士。1986年慶應義塾大学経済学部卒業。1989年公認会計士第三次試験合格。1991年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程経営学・会計学専攻単位取得。2006年慶應義塾大学商学部教授。公認会計士試験試験委員(~2010年まで)。2009年総務省契約監視会委員。2019年財務省第3入札等監視委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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cava