内容説明
本書は、社外役員に焦点を絞り、そもそも社外役員とは何なのか、社外役員が求められる役割・資質は何なのかをテーマに、社外役員として実務上知っておくべきことを網羅的に解説しました。執筆者は全員、弁護士と公認会計士の両資格を有しており、社外役員としての経験も豊富です。単なる法律知識や会計知識の解説書ではなく、より実践的な内容となるよう、各々の社外役員としての経験をふんだんに織り込んでいます。また、社外役員を選任する会社側としても、どのように社外役員を選び、どのように社外役員と接していくことが望ましいかという観点からも解説しています。
目次
第1章 社外役員とは(社外役員が必要とされる背景;コーポレートガバナンス ほか)
第2章 社外役員の実務対応(社外取締役の実務;社外監査役の実務 ほか)
第3章 会社の社外役員への対応方法(選任;情報提供 ほか)
第4章 社外役員が知っておくべき法務知識(株式会社の機関設計;株主総会 ほか)
第5章 社外役員が知っておくべき財務知識(導入;貸借対照表および損益計算書とその基本的理解 ほか)
著者等紹介
古島守[フルシママモル]
弁護士・公認会計士。平成5年公認会計士試験合格。平成19年新司法試験合格。令和3年弁護士法人トライデント共同設立。公認会計士として監査業務・FAS業務、不正調査・フォレンジック業務を多数経験した後、弁護士としてM&A・会社関係訴訟・事業再生、相続・事業承継を専門とする。また多数の上場企業および金融機関の社外役員を務め、ガバナンスやコンプライアンスの観点からアドバイスを提供している
横張清威[ヨコハリキヨタケ]
弁護士・公認会計士。平成13年司法試験合格。平成24年公認会計士試験合格。令和3年弁護士法人トライデント共同設立。M&A・会社法・金融商品取引法・労働問題を専門とし、多数の上場企業・ベンチャー企業に法務・財務に関するサービスを提供している
亀井孝衛[カメイタカエ]
弁護士・公認会計士。平成12年公認会計士試験合格。平成23年司法試験合格。令和3年弁護士法人トライデント共同設立。銀行、監査法人金融部門、PEファンド等にて、金融実務、監査業務、FAS業務、企業投資実務等を経験した後、弁護士として多数のM&A、企業再建、倒産事件に関与。企業法務、M&A、事業再生・倒産、FAS業務等を専門とし、多くの企業に法務・財務の両面からサービスを提供している
平木太生[ヒラキタイキ]
弁護士・公認会計士。平成19年公認会計士試験合格。平成28年司法試験合格。令和3年弁護士法人トライデント参画。M&A・不正調査・会社法などを中心に、企業法務全般を取り扱っている。自身もSNSによる情報発信やブログ運営を行っていることから、アフィリエイト、SNS支援、ECサイト構築等を業務とする顧問先が多い。弁護士業とともに公認会計士試験予備校であるCPA会計学院の講師(企業法)を務め、後進育成にも力を入れている
村上芳文[ムラカミヨシフミ]
弁護士・公認会計士。平成18年公認会計士試験合格。平成29年司法試験試験合格。令和3年弁護士法人トライデント入所。上場企業や地方自治体などの監査に携わる。中小企業を中心に法務・財務に関するサービスを提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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