内容説明
知的資本が内部に埋もれたまま、企業経営に活かしきれない例は多い。老舗の大企業になるほど、組織が縦割りとなりがちであり、本来、強みとなるはずの総合力が発揮されていない。日立製作所においても例外ではなく、1990年後半と2000年初頭に事業の屋台骨を揺るがす程の打撃を受けた。こうした事態をきっかけに自社の知的資本力を見直し、本格的な経営改革に着手したのである。本書が企業の経営トップはもちろん、戦略企画部門や現場の方々にとって、経営や事業運営のヒントになれば幸いである。
目次
第1章 知識創造社会における企業のあり方
第2章 見えざる企業価値の重要性
第3章 実践としての知的資本経営
第4章 知的資本経営を目指す日立製作所経営改革への挑戦
第5章 日立製作所情報・通信グループの改革事例
第6章 知的資本経営を実現するソリューション



