内容説明
企業の買収・投資等の案件に従事する実務家にとって、株主間契約は、簡単なようで難しく、単純なようで複雑な契約である。シンプルで定型的に見えるタームシートが最終契約になると、その規定ぶりは多種多様なものであり、シンプルとは言い難い契約であることが明らかになる。本書では、この株主間契約について個別条項の内容を整理した上で、事業会社間同士の合弁契約の場合、金融投資家や個人が契約当事者となる場合、外国法人を合弁会社とする場合などの取引類型別の留意点を、出資比率の差異の影響にも留意しつつ解説している。さらに、会社法その他の法律上の問題点についても言及している。
目次
第1編 株主間契約・合弁契約とは何か(総論;締結される典型的な場面と概要;会社法との関係と位置づけ)
第2編 一般的な株主間契約・合弁契約の内容(構成と当事者;ガバナンスに関する条項;事業に関する条項 ほか)
第3編 取引類型別の留意事項(事業会社同士の合弁契約;金融投資家が当事者となる株主間契約;個人が当事者となる株主間契約 ほか)
著者等紹介
藤原総一郎[フジワラソウイチロウ]
弁護士(長島・大野・常松法律事務所)。1996年東京大学法学部卒業。1998年弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。2003年コロンビア大学ロースクール卒業(LLM)。2003年~2004年Morrison&Foerster LLP(San Francisco)にて勤務。2008年~上智大学法科大学院非常勤講師(現職)。2009年~京都大学法科大学院非常勤講師(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
つー