内容説明
時価評価差額は「利益」なのか。米国の歴史と基準の分析から「利益」の意味を問い直す。利益概念の源流をたどり新たな視座を提示。
目次
問題の所在
第1部 評価差額の認識に関する歴史(評価差額の認識をめぐる歴史的変遷;1920‐1930年代の米国における資産再評価の実態と規制;租税判例にみる「継続性」規準の問題;評価差額の認識をめぐる論点整理―2つの通底する考え方)
第2部 各会計基準における評価差額の認識(棚卸資産に生じる評価差額の認識―販売とトレーディング;固定資産に生じる評価差額の認識―使用価値と売却価額;有価証券に生じる評価差額の認識―売買目的と売却可能証券)
結論と展望
著者等紹介
渡邉宏美[ワタナベヒロミ]
近畿大学経営学部会計学科専任講師。公認会計士試験合格者。博士(会計学)立教大学。2009年早稲田大学商学部卒業。2011年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。2012年福岡大学商学部助教。2015年立教大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2015年近畿大学経営学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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