内容説明
本書は、著者自らの実務経験をもとに「監査役になったら何をすればよいか」を簡潔にまとめた入門書です。より分かりやすくという観点から、監査役の職務に関して、通常の時系列とは異なり、監査役監査の最終成果物といえる監査報告を出発点として監査計画に至るという、通常とは逆の順番で解説しています。改訂版では、令和元年改正会社法や2021年3月期から適用の「監査上の主要な検討事項(KAM)」等を盛り込んでいます。
目次
第1章 監査役の仕事―監査役になったあなたがまずすべきこと
第2章 監査役が負う義務とリスク―与えられた権限、負う義務、リスクを知っておく
第3章 監査役が行う「監査」とは―あなたの仕事は「監査報告」にサインをすること
第4章 最終成果物である「監査報告」を理解する―「監査報告」からあなたがすべき仕事を具現化する
第5章 監査手続の具体的方法―あなたが監査報告にサインをするために裏づけをとること
第6章 期末監査手続と株主総会―株主総会までの監査スケジュールを理解し、期末監査を実施する
第7章 監査調書と監査計画―監査調書はあなたを守る文書
第8章 監査役が知っておきたい会社法の改正ポイントとKAM
第9章 監査役が押さえておきたいキーワード20―知識の幅を拡大する
第10章 監査役の立場からのコーポレート・ガバナンス
著者等紹介
長谷川茂男[ハセガワシゲオ]
キヤノンマーケティングジャパン株式会社監査役。前中央大学専門職大学院国際会計研究科特任教授。公認会計士。1974年福島大学経済学部卒業。1974年10月公認会計士2次試験合格。1974年11月デロイト・ハスキンズ・アンド・セルズ会計事務所(現有限責任監査法人トーマツ)入所。1994年7月~1998年8月デロイト・アンド・トウシュ・トロント事務所に出向(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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