内容説明
和の精神を大切にし、種を蒔き、育てることに全力投球してきた地道な努力が、確たる評価として実を結んでいる。一人ひとりの知恵には無限の可能性を秘めている。本書では、モノづくりの魂が入った現場経営に注目し、急速に進展する海外生産拠点展開や、技術革新と製造現場の暗黙知の構造を分析する。
目次
第１章 究極のモノづくりへの挑戦
第２章 マザープラントの進化
第３章 激変する製造現場における暗黙知の概念
第４章 生産システムの推移と知の変容
第５章 技能継承の体系化
第６章 デジタルエンジニアリングと効率性
第７章 革新的な生産体制の構築
第８章 伝統と革新の連動
第９章 育てるしくみを世界に発信
終章 『現場・現物・現実』重視の愚直なモノづくり
著者等紹介
浅井紀子［アサイノリコ］
中京大学経営学部助教授。ロマンに溢れ、人の心を大切にするモノづくりに魅せられて、製造業における技能の継承や国際移転、世界に発信するマザープラントのあり方等、海外拠点展開や世界を凌駕する技術革新と暗黙知との関わりを研究テーマとし海外８５拠点を含む８００拠点を超える製造現場に足を運び現認し、現場・現物・現実重視のモノづくり研究を行っている。１９８７年名古屋大学経済学部卒業。１９９２年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程入学。１９９７年名古屋大学経済学部博士課程修了後、名古屋大学経済学部助手を経て、現在にいたる。経済学博士（名古屋大学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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