内容説明
情報通信技術の進歩がもたらす企業間関係の急速な変化と不確実性の増大によって、今日あらゆる産業の構造や企業間競争の構図に急速な変化が見られる。本書は企業の組織構造や経営戦略に関する従来の考え方や枠組みが問い直されている中での、企業間の機能的連携関係、とりわけ企業間パートナーシップに関心を寄せる。さらに明確にいえば、企業は他社との連携関係をいかに構築し、それを通じて自社の競争優位に貢献できるか、という問題を取り扱う。
目次
序章 問題の所在と研究目的
第1章 機能間連携関係に関する理論的考察
第2章 パートナーシップの形態と形成条件
第3章 パートナーシップのダイナミズム
第4章 企業の独自性とパートナーシップ
第5章 パートナーシップを通じた組織間学習
第6章 パートナーシップの存続条件
第7章 パートナーシップのマネジメント
結章 結論と今後の課題
著者等紹介
張淑梅[チャンシュウメイ]
中国東北大学管理工程学部卒業。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程(経営学専攻)、名古屋大学経済学部助手、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現在日本福祉大学福祉経営学部助教授、同大学大学院情報・経営開発研究科助教授
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