内容説明
昨今、政府は外国人材受入れの環境整備を推進してきており、それに伴い、日本で就労する外国人が増加の一途をたどっています。このような状況下、外国人の雇用形態は多様化しており、受入先企業では、ステータス(役員、一般従業員、留学生etc.)別に税務、社会保険、労働保険の取扱いで留意しなければならず、現場を悩ませています。そこで本書では、外国人の赴任前から赴任中、帰任前から帰任後とタイムラインに沿って、留意すべき税務・社会保険・労働保険の実務上ポイントをQ&A形式で丁寧に解説しています。
目次
第1章 総論(課税上の留意事項;日本での滞在状況・期間により異なる課税方法 ほか)
第2章 赴任前(赴任予定の外国人の語学研修費を負担した場合の取扱い;海外から日本に着任する外国人の赴・帰任手当の取扱い ほか)
第3章 赴任中(外国人が日本に赴任した際の手続;外国人が日本国外から給与の支払を受ける場合の取扱い ほか)
第4章 帰任前(外国人が帰任する場合の留意事項;出国税)
第5章 帰任後(帰任後の給与・賞与の取扱い;帰任後の退職金の取扱い ほか)
著者等紹介
川井久美子[カワイクミコ]
デロイトトーマツ税理士法人税理士パートナー。1996年に勝島敏明税理士事務所(現デロイトトーマツ税理士法人)に入所。エグゼクティブの報酬制度の構築支援、多国籍企業のモビリティー制度の構築支援、クロスボーダーの人事税務コンサルティングに従事
田原和洋[タハラカズヒロ]
税理士、社会保険労務士。1996年一橋大学法学部卒業。日本通運(株)、ヒューマンリンク(株)の勤務を経て、2005年に税理士法人トーマツ(現デロイトトーマツ税理士法人)入社。2010年に田原和洋税理士・社会保険労務士事務所を開業。ヒューマンリンク(株)では、海外勤務者の海外給与実務に従事し、税理士法人トーマツでは、来日外国人の税務の他、金融機関の税務などにも従事する。現在は、個人および法人を対象に、所得税、法人税、消費税、相続税に関する業務などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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