内容説明
キャリアの早い段階において、自分の能力がどれくらいなのか自分自身でもわかっていない若手の社会人が、短期的に求められている以上の努力をする「キャリア・コンサーン」という現象が生じ、また、業績を評価される人がコントロールできない他人の業績と比べられて、その人の報酬が決まる「相対的業績評価」の問題もクローズアップされてきている。この分野の基礎的な重要文献を厳選し、実務に有益な理論的研究成果についてわかりやすく解題。ノーベル賞経済学者の理論を人事評価に応用する!
目次
キャリア・コンサーンと相対的業績評価
第1部 キャリア・コンサーン(働く動機づけとしてのキャリア・コンサーン;業績指標をまとめるメリット;非営利組織のキャリア・コンサーン;キャリア・コンサーンと報酬契約;情報収集活動と成果主義)
第2部 相対的業績評価(相対的業績評価によるノイズ削減;業績シグナルの努力感応度と精度;リーダーシップと情報共有;事業部制の選択と業績評価;数学付録)
著者等紹介
太田康広[オオタヤスヒロ]
1968年生まれ。1992年慶應義塾大学経済学部卒業。1994年東京大学より修士(経済学)取得。1997年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2002年ニューヨーク州立大学バッファロー校スクール・オブ・マネジメント博士課程修了。2003年ニューヨーク州立大学よりPh.D.(Management)取得。現在、慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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