出版社内容情報
山形にすむぼくのじいちゃんは、ちょっと不思議な人で、なんでも自分でつくってしまえる。大河という名前をつけてくれたのもじい
ちゃんだ。5月の休みに、ぼくととうさんは、じいちゃんちにいくことになった。山あいにある田んぼの田植えを手伝うのだ。にゅる
っと弾力のある田んぼの泥、月山の残雪にあらわられる田植え馬、若葉の緑のにおい。じいちゃんが教えてくれることを、ぼくは身体
いっぱいで見て聞いて感じたーー。
春、夏、秋と、祖父のすむ山形を訪れるぼくの目を通して、自然の雄大さと、家族のいとなみが、みずみずしく描きだされる。
【目次】
内容説明
じいちゃんちですごす時間は、いつもとぜんぜんちがう!春の田うえ、夏のひとり旅、秋の稲刈り。東京にすむ大河が、からだいっぱいに感じる山形の自然と、そこでくらす家族のいとなみを、まっしょうめんからえがいた物語。
著者等紹介
最上一平[モガミイッペイ]
山形県生まれ。『銀のうさぎ』で日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(ともに新日本出版社)で日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』でひろすけ童話賞、『たぬきの花よめ道中』(ともに岩崎書店)で日本絵本賞、『じゅげむの夏』(佼成出版社)で産経児童出版文化賞JR賞、小学館児童出版文化賞を受賞
マメイケダ[マメイケダ]
島根県生まれ。画家、イラストレーター。食べたごはんをよく描いている。展覧会での発表や書籍・雑誌の装画など、幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。