内容説明
本書のテーマは、ミドル期やシニア期における知識労働者のキャリア発達です。知識労働者が創造性や専門性を維持しながら、ミドル期以降も活躍するというのは簡単なことではありません。ミドル期やシニア期には大きな転機に直面することも多く、それに対処しながら学習を続けるのは難しいことです。本書では、実際の知識労働者の事例研究を通じて、転機を乗り越えて積極的な変化を遂げていくキャリアのプロセスや、そうした変化を可能にする要因について考察していきます。
目次
序章 本書のねらい
第1章 転機と変化をどう見るか
第2章 ミドル期以降に転職する
第3章 自分の会社や事業を創り出す
第4章 専門分野を変える
第5章 早い成功の後の停滞を抜け出す
第6章 「学び直し」で可能性を広げる
第7章 仕事の中心性が変化する
終章 ミドル・シニアのキャリアを有意義なものにするために
著者等紹介
三輪卓己[ミワタクミ]
桃山学院大学経営学部教授。博士(経営学)。1964年徳島県に生まれる。1988年横浜市立大学商学部卒業。2001年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。(株)三菱UFJリサーチ&コンサルティング、チーフコンサルタント、京都産業大学経営学部専任講師、准教授、教授などを経て2021年より現職。著書に『知識労働者のキャリア発達―キャリア志向・自律的学習・組織間移動』中央経済社、2011年。(第34回労働関係図書優秀賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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