内容説明
米国の経営評価は、財務評価からキャッシュフローを基礎とする企業価値創造へとシフトするようになって久しい。本書では、ファイナンスや会計の基本をレビューしながら、資産・企業・証券の価値評価の手法について、MBAならではの実践的な事例や演習を豊富に織りまぜて解説。アメリカのビジネススクールで幅広く使われているMBAコーポレート・ファイナンスコースのスタンダードテキスト。
目次
財務価値創造のツール
財務報告情報の利用
評価:プロセスおよび原則
見積財務諸表の構築
企業をとりまく環境の分析
企業の業務分析
J・M・スマッカー社―財務実績予測
資本構造と資本コスト
割引率の推計
倍率による価値評価〔ほか〕
著者等紹介
ベニンガ,サイモン・Z.[ベニンガ,サイモンZ.][Benninga,Simon Z.]
現在、ベツレヘム(イスラエル)のヘブライ大学ビジネススクールのファイナンスグループ教授と米国ペンシルヴェニア大学ウォートンスクールを兼務している。ベニンガ教授はミクロやマクロ経済学でコーポレート・ファイナンス、金融工学、均衡モデルを含むテーマで広い範囲のファイナンスや経済専門誌を出版している
サリグ,オデド・H.[サリグ,オデドH.][Sarig,Oded H.]
現在、テル・アビブ大学ルカンティ記念ビジネススクールのファイナンス学部の教授であり、また、米国ペンシルヴェニア大学ウォートンスクールも兼務している。サリグ教授はコーポレート・ファイナンス、資産価格、ファイナンスの均衡モデルを含むテーマで広い範囲のファイナンス機関誌を出版した
岸本光永[キシモトコウエイ]
1943年生。ソニー(株)、コスモ証券(株)、日本金融システム研究所取締役社長、アーンストアンドヤングコンサルティング顧問を経て、現在、ファイナンシャル・アナリスト、エコノミスト
谷村嘉久[タニムラヨシヒサ]
1962年生。明治大学政経学部経済学科卒業。現在、UBSウォーバーグ証券会社IT‐アセットマネジメントビジネス分析プロジェクト管理ディレクター。AIMR認定証券アナリスト、国際公認投資アナリスト、(社)日本アナリスト協会検定会員
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