内容説明
本書は、日本流ガバナンスを組織帰属化ガバナンスと特徴づけ、市場原理を活用することが多い米国流ガバナンスと対比しながら整理し、そのうえで、都市銀行が直面しているリストラクチャリングの遅れや外資による買収の脅威などの問題を指摘する。さらに、「破壊と創造」に取り組むソニーのガバナンスを基準として都市銀行のガバナンスを評価し、デジタル・ネットワーク時代に相応しいスピードを生み出すガバナンスが都市銀行で模索されているかどうかを検証する。
目次
第1章 日本流ガバナンスと米国流ガバナンス
第2章 メインバンク制
第3章 組織帰属化ガバナンスと都市銀行
第4章 ソニー流ガバナンス
第5章 ソニー流ガバナンスと都市銀行
著者等紹介
青野正道[アオノマサミチ]
1950年、新潟県に生まれる。早稲田大学理工学部物理学科中退、北海道大学経済学部卒業、東北大学大学院経済学研究科終了。現在、北海学園大学経済学部経営学科教授。銀行論、金融論担当
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