内容説明
明治期に誕生した学術用語の起源をたどり、真の理解への可能性を提示する。
目次
第1章 主観と客観
第2章 観念と実在
第3章 帰能と演繹
第4章 総合と分解
第5章 実体と属性
第6章 原因と結果
第7章 可能と現実
第8章 能動と受動
第9章 理性と感性
第10章 普遍と特殊
著者等紹介
古田裕清[フルタヒロキヨ]
1963年生まれ。ミュンヘン大学哲学博士(Dr.phil)。哲学専攻。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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主観的:各人の心の中 客観的:各人の心の外にある世界 観念:idea 実在:reality 帰納:西の新造語 演繹:朱子に用例 総合:要索を合成・強度ある全体形成 分解:道理を区別して説く 実体:あらゆる学問ジャンルの土台 属性:カテゴリア・範疇 原因:西周の新造語 結果:漢籍からの転用⇒仏教語彙を背景に持つ・因果応報 可能と現実:デュナミスとエネルゲイア 能動:作動が能く他の物に及達 受動:作動を受ける 理性:西の新造語 感性:古来漢藉にあり・江戸期「深く感じる」 普遍:あまねく・仏教語の転用2020/11/03