内容説明
本書は、事業承継に関連する多種多様な法律を「事業承継法」と位置付け、事業承継の検討や実行をするために必要な法的知識を整理し、その基本をマスターしていただくことを主眼としています。まず、事業承継と事業承継法のアウトラインを整理したうえで、中核となる会社法と民法（相続、契約等）について、事業承継に必要な事項にフォーカスし、具体的かつ実践的に解説しています。そのうえで、事業承継に必要な税法の知識を現場目線で解説しています。さらに、事業承継の手続において欠かすことのできない、信託、成年後見、登記、許認可といった制度までわかりやすく解説しています。図表を用いて視覚に訴えるとともに、実務上有用な記載例（書式）を数多く掲載しています。そして、法律に触れる際に知っておきたいルールや考え方についてのコラムを収録するとともに、より深く学びたい方のために参考文献を紹介しています。
目次
１ 前提知識の整理
２ 会社法のポイント
３ 民法・相続のポイント
４ 民法・契約等のポイント
５ 税法のポイント
６ その他関連法のポイント
もう少し深く学びたいあなたへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん510
1
事業承継に関わる法律を事業承継法というくくりで解説しようという試み自体は良いものの、各法律の解説がぶつ切りで、事業承継の場面で実際にどのように問題になるのかという点が法律に馴染みのない人にはわかりづらいと思う。実際の場面でどうすればいいかは全く書かれていないので、架空のケースを挙げて、各場面で問題となる法律と実務のポイントを解説するというセクションがあっても良かったなと...。2020/12/01
