内容説明
交通事故件数はここ数年、減少傾向にあるが、交通事故における損害賠償請求訴訟は増加傾向にあります。これは、損害保険会社が提供する弁護士費用補償特約の流通が影響しており、これまで被害者が泣き寝入りしてきた軽微な少額案件でも適切な賠償を得られるチャンスが増えています。そこで本書では、弁護士や専門家向けに、交通事故事件の受任から訴訟等の終局的解決に至るまでの要所における交渉術、証拠収集テクなど、実践的ノウハウを紹介しています。
目次
第1章 交通事故事件の流れ―頸椎捻挫・腰椎捻挫に焦点を当てて(総論1 交通事故事件の流れ;総論2 頸椎捻挫・腰椎捻挫の基本的知識;総論3 診断書等の重要資料;総論4 14級9号の考慮要素;各論1 交通事故事件の相談受任 ほか)
第2章 後遺障害ごとの諸問題(特に神経症状を中心に)(“14級の問題点”;“12級13号と14級9号の分水嶺”;膝と足首;肩;手首 ほか)