内容説明
SDGs(持続可能な開発目標)は、国際社会が一致して決定したパブリックな共通目標・言語であるが、その主体は国(ナショナル)、地域(ローカル)、それを構成する企業や市民社会、そして一人ひとり(インディビジュアル)である。本書はそれらすべてのステークホルダーに共通するSDGsの本質について議論した。地球規模の環境・社会・経済的リスクとチャンスを整理し、各主体のSDGs達成に向けた取り組みを解説。その上で、企業家と金融がサステナビリティを追求するビジネスを進めるために、SDGs/ESG投資、Innovationのツボを捉えた新産業・市場やソーシャルインパクト評価などの金融の動向や考え方についてまとめた。さらに、企業規模・セクターや世代を超えた連携や行動、そして、次世代リーダー・人材育成や地方創生などについても、具体的な事例・分析等を入れて幅広く紹介している。
目次
第1部 SDGsとは何か(SDGsを考える―一過性の流行で終わらないサステナブルなイノベーションを生むSDGsの本質とは;企業によるSDGs/ESGへの取り組みと実践)
第2部 若き企業家の挑戦とサステナブル金融(国際(プレ)ハッカソンなど若き企業家の挑戦とサステナブル金融との共創
日本青年会議所の挑戦)
第3部 2030年のありたい姿・社会の実現に向けて(SDGsとサステナビリティを実現・達成していくために)
著者等紹介
御友重希[ミトモシゲキ]
野村総合研究所未来創発センター主席研究員(財務省より官民交流)、CePiCメンター共同代表(SDGs Innovation HUB projects担当)。1995年大蔵省(現財務省)入省。証券局、主税局、在伊日本大使館を経て、国際局でG7/20・IMF、主計局で総務省・外務省等予算、理財局で財政投融資担当。内閣官房副長官秘書官、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)客員研究員、大臣官房信用機構課を経て、環境省に出向しG7富山・伊勢志摩等担当。その際設立した一般社団法人CePiCのメンター共同代表。大臣官房秘書課企画官、金融庁では証券取引等監視委員会、総務企画局市場業務室、総合政策局国際政策管理官でG20福岡・大阪等担当。2019年8月より現職
横田浩一[ヨコタコウイチ]
横田アソシエイツ代表取締役、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。日本経済新聞社を経て2011年より横田アソシエイツ代表取締役。2015年より慶應義塾大学大学院特任教授。ブランディング、マーケティング、SDGsなどのコンサルタントや研修を務める。日経ビジネススクール、MUFGビジネススクール、みずほセミナー講師。岩手県釜石市アドバイザー。セブン銀行SDGsアドバイザー
原琴乃[ハラコトノ]
外務省国際協力局国際保健政策室国際保健政策調整官。2005年外務省入省。発展途上国のODAプロジェクトや東京五輪招致活動、欧州外交、伊勢志摩サミットを含むG7/G20サミットなどを担当。2017年夏から2年間、国際協力局地球規模課題総括課首席事務官等の立場で、SDGs推進本部をはじめ、政府による国内外のSDGs推進に関する企画・立案に取り組む。03年仏パリ第1大学・第9大学でMBA、08年英ケンブリッジ大学で開発学修士号、11年大阪大学国際公共政策研究科博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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