内容説明
本書の課題は、「持続可能な発展」を遂げるために、減価償却の計算において重要ポイントとなる建物価格を、架空資産が発生しないように、また不必要な法人税等の支払いが生じないように設定することです。建設会社は、減価償却という会計の考え方(思考)を建物の価格設定に取り入れることによって、架空資産を排除し、企業の社会的責任を本業を通して果たすことができるのです。
目次
なぜ、建物価格を会計思考にするのか?
建物価格戦略のポイントは減価償却にある!
建物価格戦略を担保する理論とは?
マーケティング理論からのアプローチ
ISO・CSR・CSV理論からのアプローチ
なぜ建物(躯体)価格が附属設備価格より大きくなるのか?
憲法と税務行政と租税法律主義
価格戦略と政策提言(応用編)
価格構造メソッドが変える生命保険活用法
会計人が知らない建物工事内訳書とは?
会計における「建物勘定」の問題点
減価償却償却の限界と価格構造メソッドの意義
顧客を満足させる建物価格とは?
建物価格のあるべき姿を求めて
著者等紹介
土屋清人[ツチヤキヨト]
駒澤大学大学院商学研究科修了。千葉商科大学商経学部専任講師。千葉商科大学大学院商学研究科兼担。千葉商科大学会計大学院兼担。博士(政策研究)。租税訴訟学会・常任理事。受賞歴:一般社団法人日本経営管理協会協会賞「建物の架空資産と工事内訳書との関連性」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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