内容説明
本書は、メンタルヘルス分野に詳しい産業医と弁護士が、豊富な経験を踏まえ、休復職、復職・退職判定、問題社員対応、退職勧奨、労災、従業員の健康情報管理といった問題に対し、実践的かつ細やかに解説しています。また、よくある悩ましい29の事例をピックアップし対処法を示しています。今までなかなか実効的な答えにたどり着かなかった方も、本書で手がかりが見つかるはずです。
目次
第1章 メンタルヘルスの現状、対策の必要性
第2章 復職支援の実際―休復職対応の基本
第3章 復職・退職判定の勘所
第4章 問題社員対応
第5章 退職勧奨
第6章 メンタルヘルス不調と労働災害
第7章 事例紹介
第8章 従業員の健康情報管理
著者等紹介
森本英樹[モリモトヒデキ]
医師・医学博士、社会保険労務士、公認心理師、労働衛生コンサルタント(保健衛生)。奈良県生まれ、産業医科大学医学部卒、千葉大学医学部大学院卒。市立堺病院、産業医科大学産業医実務研修センター、住友金属工業(現日本製鉄)にて医師、特に産業医の専門家としての経験を積んだのち、2013年に森本産業医事務所を開設。社会保険労務士と公認心理師資格を持つ産業医として労働衛生に関するコンサルティングや嘱託産業医、実務家視点でのセミナー講師、執筆、研究等を行っている。メンタルヘルスや両立支援、健康経営に詳しい
向井蘭[ムカイラン]
弁護士。杜若経営法律事務所所属。1997年東北大学法学部卒。2003年弁護士登録、狩野祐光法律事務所(現杜若経営法律事務所)入所。一貫して使用者側で労働事件に取り組む。団体交渉、労働争議等労働組合対応から解雇等の個別労使紛争まで取り扱う。現在日本と上海に居住し、中国労働法にも取り組む。近年、企業法務担当者向けの労働問題に関するセミナー講師を務めるほか、雑誌「ビジネス法務」「ビジネスガイド」等に寄稿し、情報提供活動も盛んに行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。