文化を競争力とするマーケティング―カルチャー・コンピタンスの戦略原理

ＫＭＳ研究会【監修】/齊藤 通貴/三浦 俊彦【編著】

中央経済社（2020/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 257p／高さ 22cm
• 商品コード 9784502335716
• NDC分類 675
• Cコード C3034

出版社内容情報

文化をマーケティングに取り込むためのフレームワークや体系を示すとともに、メーカー、小売業、食文化、文化産業、宗教、国家など分野別の実務的なケース分析により解説。

内容説明

文化とマーケティングを結びつける挑戦の書。文化をマーケティングに取り込むフレームワークと実務的なケース分析による解説。

目次

第１部　“理論編”文化を知る（文化とは何か：定義と構造；文化変容とカルチャー・コンピタンス・マーケティング戦略；文化のとらえ方とマーケティング：ＷｅｂｅｒとＰｏｐｐｅｒの視点から）
第２部　“戦略編”カルチャー・コンピタンス・マーケティング（ＣＣＭ）戦略（カルチャー・コンピタンス・マーケティングの体系；文化のマーケティング・リサーチ：ＣＣＭのためのマーケティング・リサーチ手法；メーカーのＣＣＭ：消費者情報処理アプローチと文化；小売業のＣＣＭ：英国Ｍ＆Ｓのレディーミール事業に見る文化マーケティング戦略；食文化のＣＣＭ；文化産業のＣＣＭ：アニメとファッションを、いかに創造し、いかに解釈を同じにさせるか；宗教のＣＣＭ：曹洞禅（ＺＥＮ）の全米における教化プロセス
国家のＣＣＭ：韓流現象から見る国家競争力向上のための文化政策）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[HOHHOO]

文化とマーケティングをつなげた理論、実証研究がまとめられた書籍。 文化を価値→行為→制度に構造化し、社会の制度になるようにマーケティングすることで継続購買を促し、競争力を構築することの重要性を説く。 タピオカは行為だが、コーラはアメリカ文化の制度化の事例とのこと。 企業マーケティングだけでなく、対象範囲は国家や宗教にも適応される。 食文化と、コカコーラを並べて検討できるかなり広い理論

2021/09/25