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CFOポリシー―財務・非財務戦略による価値創造

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784502328916
  • NDC分類 336.8
  • Cコード C3034

出版社内容情報

CFOは「企業価値の番人」、「企業価値の創造者」といわれる。ガバナンスや財務リテラシー、ESGとそのIRを改善することが企業価値を向上させる方策であるなどを説く。

内容説明

日本企業は、ESGをはじめとする非財務資本の大きな潜在価値を有しているにもかかわらず、資本市場から過小評価されている。それを打破するには、CFOポリシーによるコーポレートガバナンスやROEを軸とする財務リテラシーの向上、ESGの開示と説明の改善が必要である。本書ではROEとESGを同期化する「ROESGモデル」を提言し、そのエビデンスとケースを提示する

目次

第1章 わが国のガバナンス改革と世界の投資家の視座の変遷
第2章 近年の世界の投資家の視座―2018年調査の詳細と2019年調査速報
第3章 不都合な真実―日本企業の保有現金100円は50円
第4章 企業価値を高めるCFOポリシー―財務戦略マップ
第5章 ROE経営とエクイティ・スプレッド
第6章 企業価値創造する投資採択基準(VCIC)
第7章 最適資本構成に依拠した最適配当政策
第8章 CFOの非財務戦略としての「ROESGモデル」の提言
第9章 ROESGモデルの定量的エビデンス

著者等紹介

柳良平[ヤナギリョウヘイ]
博士(経済学)京都大学。エーザイ株式会社専務執行役CFO。早稲田大学大学院会計研究科客員教授。東京証券取引所上場制度整備懇談会委員、経済産業省「伊藤レポート」執筆委員、日本管理会計学会常務理事、米国管理会計士協会常任理事、日本IR学会理事、日本生産性本部経営アカデミー「経営財務コース」委員長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

グッドバイ

4
個人的に、あまり内容に新規性を感じられなかった。伊藤レポート時代に述べている主張の焼き増しの面があるのは否めない。但し、著者らが実施した膨大なアンケートデータはアップデートされているため、それなりに発見はあった。2020/03/01

Cozy

3
人的資本など無形資産が企業価値を高めるという意識が高まる中にあって未来の企業価値を創造するR&D部門のリーダーとして研究開発投資‘(コストではなく)の価値を見える化して経営層とのコミュニケーションをより深めていく目的で本書を手に取る。本質的なロジックとともにエーザイや医薬品業界での実に具体的な事例が紹介されており理解を深めることに役立った。「ROESG+企業らしさ」の軸で具体的に深めていきたい。2023/05/03

tkokon

3
【骨太・ESG統合】〇企業CFOが、投資家とどう向き合うべきかの骨太な理論。企業価値と企業の活動の関係をかなり詳細な実証研究で裏付けしていく。〇特に、ESG(非財務的な活動・指標)と財務成績の包括的な分析が目からうろこ。〇例えば、人件費の額は、5年スパンの長期で見ると企業経営にプラスの効果がある。「人件費というコストをかける」ことが「利益のプラスにつながる」のである。コストカットの人員削減がいかに短絡的な活動か、ということがわかる。●財務の責任者としてフレームは常に意識しておきたい。2021/08/01

sho

3
投資家アンケートや伊藤レポートの引用等で同じ内容の記載が繰り返されていたり、密度の薄い図表のページが多く、参考書としてのコストパフォーマンス的にはあまりよろしくない。一方で、財務戦略の観点から、直近の市場や企業の実例に加え、アカデミックな観点での理論武装もできる内容であり、このニッチな領域と合致する読者にとっては非常に有用な書籍だと感じた。「ROIC経営」と併せて読むといいと思われる。2020/02/05

えつこ

2
過去の著作(赤本•青本)の総括的内容なので、迷ったらこれを読むと良い。エーザイCFOとしての実務的な内容と研究者としての学術的理論の双方からROE経営について解説されており読み応えがある。2020/06/14

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