内容説明
本書は、今日の世界的因難を国際企業の行動の解明を通して構造的にとらえることを一つのねらいとしているのである。いわゆるグローバリズムなる概念のもつ現代的「視点」を探求するといってもよい。これは同時に、本書は、もう一つ別の問題意識をもっている。それは、端的には、企業成長のメカニズムを解明すること、といえよう。
目次
プロローグ 戦略の時代
第1章 「日の丸」企業の国際環境
第2章 国際紛争と生存戦略
第3章 グローバル・イノベーションとR&D戦略
第4章 国際関係の統治の原理
第5章 国際企業の成長と活力構造
第6章 日米企業の集団構造と集団パワー
第7章 国際協調と競争の戦略―世界企業の成長様式
第8章 サービス立国の可能性と構想―マルチ・カルチャー・カンパニーの戦略
エピローグ 価値とパワーの探究