出版社内容情報
CSR会計やNPO会計、病院会計、政府会計、環境会計等の役割と市民との関わりを論述する。
内容説明
ドイツ・アメリカ・フランスで発展した社会関連会計の日本への影響と日本での生成について論究、また、社会関連会計が付加価値会計として生成し、付加価値会計から環境会計へ、さらにCSR会計へと研究の中心が移行していったことを明らかにした。他に、社会関連会計と非営利会計が共に「公共性」という理念を志向していることを究明し、「公共性志向の会計学」として、将来の方向を指し示す。
目次
第1部 企業会計から社会関連会計への拡大(ドイツの社会関連会計と日本への影響;アメリカの社会関連会計と日本への影響;フランスの社会関連会計と日本への影響;日本の社会関連会計の創生)
第2部 社会関連会計の重点移動(付加価値会計の盛衰;環境会計の発展と定着;CSRと会計報告の課題;地球温暖化に関する法令規則と自主開示の対抗軸)
第3部 市民の時代と非営利会計(非営利会計の理念と領域;非営利組織の会計;NPOの隆盛とNPO会計;病院経営の困難性と病院会計;フランスにおける新しい政府会計制度;公共性志向の会計学の確立に向けて)
著者等紹介
石崎忠司[イシザキタダシ]
中央大学商学部教授。中央大学大学院商学研究科博士課程修了、博士(会計学)。日本社会関連会計学会会長
黒川保美[クロカワヤスヨシ]
専修大学商学部教授。慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得修了、博士(商学)。日本社会関連会計学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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