マネロン・テロ資金供与リスクと金融機関の実務対応

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  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502289217
  • NDC分類 338.5
  • Cコード C3032

出版社内容情報

2018年2月に策定・公表された「金融庁ガイドライン」の構成に沿いながら、金融機関等の実務対応を解説する。FATF第4次対日相互審査の担当者に最新情報を提供。

今野 雅司[コンノ マサシ]
著・文・その他

内容説明

FATF第4次審査を見据えて。金融庁ガイドラインの流れに則して、最新情報を踏まえて実務解説。いわゆるマネロン・テロ資金供与対策ガイドラインの概説を中心としながら、金融機関の実務対応を解説。さらに、実効性の向上に必要な対策の高度化に向けて、重要事項を整理している。

目次

第1章 マネロン・テロ資金供与対策の現状と基本的考え方
第2章 リスクベース・アプローチの意義
第3章 リスクの特定
第4章 リスクの評価
第5章 リスクの低減
第6章 海外送金等を行う場合の留意点
第7章 管理態勢とその有効性の検証・見直し
第8章 金融庁によるモニタリング等
第9章 実効的なマネロン・テロ資金供与対策の高度化に向けて
第10章 ガイドラインの策定・公表後及び今後の動き

著者等紹介

今野雅司[コンノマサシ]
弁護士・ニューヨーク州弁護士・公認会計士・公認不正検査士。東京大学法学部卒業。2006年隼あすか法律事務所。2011年ペンシルバニア大学ロースクール卒業(LL.M.with distinction)、預金保険機構法務統括室。2016年金融庁検査局総務課。地域金融機関等モニタリングチーム、経営管理等モニタリングチーム、法令遵守等モニタリングチーム、マネーロンダリングモニタリングチーム等に所属。2018年有限責任監査法人トーマツ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuichi Tomita

5
3読目。リスクの評価において、顧客属性の観点と取引そのものの観点から評価すること、高リスク先に対しては情報を取得すること、承認プロセスを強化すること、モニタリングを強化することで対応するのだと理解できた。2019/03/14

Yuichi Tomita

4
本体は160ページ程度であるが、必要十分な情報が記載されている。マネロン対策に関する本を読めば読むほど、当たり前のことがガイドラインに書かれているだけで過剰反応する必要はないと感じる。もっとも各金融機関があまりリアルなものとして捉えていなかったため、一定の混乱が生じたものと思われる。2019/03/12

Yuichi Tomita

2
ガイドラインを中心に解説された本。良い点は、ガイドラインのみならずFATFの勧告が原文と日本語訳の両方載っていること(原典を確認できる)、ガイドライン策定後の動きや今後のFATFの審査のスケジュールについても触れられていること。この手の本にガイドライン、パブコメなどの公表されたコメント以上のものを求めるのは厳しいが、少しだけ著者の見解が記載されていたり、よくまとめられてはいる。 著者の経歴からすると既に審査の終わった他国の状況、結果についても知っているのではないかと思うので、そこも知りたかった。2019/03/04

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