内容説明
本書は、財務諸表の計算構造と会計基準についての基礎知識があることを前提にしたうえで、会計研究に必要な「理論と実証分析」の習得を目的として書かれている。会計研究といっても、学問領域は多岐にわたり、そのバック・グラウンドによって、目指す研究も異なってくる。本書は、経済学とファイナンスを基礎として、財務諸表データと資本市場との関係を実証分析する研究に焦点をあてている。
目次
科学としての会計学―研究論文の書き方・読み方
利潤、所得と会計利益
資本維持
実現概念
対応原則
費用の期間配分
会計規制
Ｅｖｅｎｔ ＳｔｕｄｙとＲｅｌｅｖａｎｃｅ Ｓｔｕｄｙ
会計情報と企業のファンダメンタルズ
会計行動のインセンティブ
会計発生高と利益マネジメント
実証研究のための統計技法（１）
実証研究のための統計技法（２）
著者等紹介
大日方隆［オビナタタカシ］
１９８５年東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科進学。１９９０年横浜国立大学経営学部専任講師、助教授を経て１９９４年東京大学より博士（経済学）の学位を取得。１９９８年東京大学大学院経済学研究科助教授。２００７年名称変更により准教授となり現在に至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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