出版社内容情報
ITは企業の競争優位に貢献するのか。またITで獲得した競争優位は持続するのか。コンビニと宅配という情報システムへの依存度が高い業界のリーダー企業を詳細に分析。
向 正道[ムカイ マサミチ]
著・文・その他
内容説明
本書の目的は、情報システムへの依存度の高い業界で競争力を維持している企業の性質を明らかにすることである。情報システムによるビジネスプロセスの「高密度化」をキーワードに、ビジネスプロセス、資源と仕組、情報システムの分析を通じて、競争力を構成する業務指標に対して、ビジネスプロセスが情報システムによって高密度化されていくことで、競争力が維持されることを明らかにしている。
目次
第1章 ビジネスプロセスの「高密度化」と競争優位
第2章 ITの低価格化と普及がITを戦略実現のツールに変えた
第3章 IT・情報システムと競争優位に関する学術的見解
第4章 ITと競争力の関係を紐解く論点
第5章 ビジネスプロセス分析手法の提案
第6章 事例企業の選定
第7章 セブン‐イレブン・ジャパン―連続的な変化が生む競争力
第8章 ヤマト運輸―ITを用いた変革による競争力の形成
第9章 高密度化を通じてリーダー企業はいかに競争力を高めてきたのか
第10章 まとめ―「高密度化」概念によって何が得られたのか
著者等紹介
向正道[ムカイマサミチ]
博士(商学)早稲田大学。1991年、京都大学工学研究科原子核工学修了。2007年、早稲田大学商学研究科(現・早稲田大学ビジネススクール)博士前期課程修了。2014年早稲田大学商学研究科博士後期課程単位取得退学。新日鉄住金ソリューションズ株式会社ITインフラソリューション事業本部専門部長。1991年、新日本製鐵株式会社(現新日鐵住金株式会社)入社。2001年に新日鉄ソリューションズ株式会社(現・新日鉄住金ソリューションズ株式会社)に転籍。2002年よりコンサルティング部門で、情報システムの構想や企業のIT戦略作成案件を多数推進。最近は、IT戦略に加え、企業の経営情報管理や、情報システム部門の組織運営等への助言も行う。経営情報学会理事(2013年~2017年)。(現在)経営情報学会IT資産価値研究部会主査、日本情報システムユーザ協会(JUAS)企業IT動向調査委員、立命館大学OIC総合研究機構客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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