内容説明
本書は、会計研究者、会計専門職業人、会計基準設定機関、会計規制機関などとの相互連携の進展に貢献することを期待して編集したものである。本書には、2000年までに公表された日本の資本市場に関する実証・理論研究を、「会計情報と株式市場」「情報開示制度」「会計戦略」の3つのテーマごとに22の論文を分類・整理し、収録している。
目次
会計情報と資本市場
1 会計情報と株式市場(資本市場における会計情報の有効性(パイロット・テスト)―決算情報は投資家行動に対して影響力をもつか
会計情報と株価―実証研究
会計報告と株式市場―決算内容の情報効果をめぐって ほか)
2 情報開示制度(実現基準と原価評価の再検討;制度会計と情報開示;連結決算制度に対するわが国証券市場の学習効果 ほか)
3 会計戦略(慣行的会計利益モデルとエイジェンシー的思考;管理会計における理論モデルの有効性;契約の経済学と会計規制 ほか)
著者等紹介
石塚博司[イシズカヒロシ]
2004年早稲田大学教授から日本道路公団監事に転じ、2005年公団民営化に伴い中日本高速道路株式会社監査役(現職)。早稲田大学名誉教授。早稲田大学大学院商学研究科博士課程退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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