出版社内容情報
企業結合によって生じ、その後の決算にも大きな影響を及ぼすことのある「のれん」の会計上の論点を解説。税務上の取扱いやIFRS・米国基準の会計処理にも言及した決定版。
EY新日本有限責任監査法人[イーワイシンニホンユウゲンセキニンカンサホウジン]
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内容説明
「のれん」とは、企業結合によって生じる買収差額をいいます。例えば、A社が100億円でB社を買収し、B社の(時価)純資産額が70億円であった場合、100-70=30億円が「のれん」となります、のれんは、金額的な重要性から決算に大きなインパクトを与えることも多く、また実務上、さまざまな論点があります。本書では、のれんの考え方から基本的な会計処理、減損、持分変動があった場合や間接的な持分所有の場合の取扱い、外貨建のれん、のれんに対する税効果まで、実務で直面する論点を網羅して解説しています。また、税務上の取扱いやIFRS・米国会計基準での会計処理・日本基準との相違点についても言及しています。
目次
第1章 のれんの概念と基本的な考え方
第2章 のれん発生時の基本的会計処理
第3章 のれんと減損会計
第4章 会計上の実務論点
第5章 税務上ののれん
第6章 国際的な会計基準におけるのれん