内容説明
情報システムは、かつては、業務効率化のためのツールに過ぎなかったが、現在では、事業活動の根幹を支えているインフラであり、各企業が競争優位を維持し続けるための戦略そのものとなっている。それにもかかわらず、M&Aのデューデリジェンスにおいて、これまであまり大きく取り上げられてこなかった結果、M&Aをはじめとする企業結合において、情報システムがボトルネックとなり苦労したという事例は数多くある。本書では、これからの時代に求められるITのあるべき姿を視野に入れながら、ITデューデリジェンスの進め方と実施上のポイントを具体的に解説している。単なる方法論ではなく、実務レベルでの説明を中心に盛り込み、また図表や例示を豊富に用いている。
目次
第1章 ITデューデリジェンスとは
第2章 ITデューデリジェンスの進め方
第3章 ITデューデリジェンスにおける調査
第4章 ギャップ分析
第5章 移行計画
第6章 投資対効果・リスク分析
第7章 ITデューデリジェンス成功のポイント
第8章 M&A成功に向けて―情報システム統合の視点から