内容説明
本書は、21世紀という新しい時代に適応するために制定された新会社法において、改正前の商法に比べて著しい変化を遂げた問題点を取り出上げ、それを会計・管理・組織再編という各視点から照らし出すことを課題とするものである。新会社法の特徴点は、多様な機関設計ができるようになったこと、資本制度の考え方が大きく変化したこと、合同会社という機動的な企業形態の登場、会計参与制度の創設と会計帳簿の規定化、「資本の部」から「純資産の部」への移行など計算書類の体系の変化等であり、本書では、これら会社法規定を解説するとともに、中小会社の実務の考え方について総合的に解説する。
目次
序章 新会社法と本書の狙い
第1章 新会社法と中小会社会計
第2章 新会社法と計算書類
第3章 新会社法と資本制度
第4章 中小会社と資本の会計
第5章 中小会社の機関とその設計
第6章 中小会社と会計参与制度
第7章 会計帳簿と適時性・正確性
第8章 株式と資本制度
第9章 中小会社と組織再編
著者等紹介
武田隆二[タケダリュウジ]
1931年新潟県に生まれる。大阪学院大学教授・経営学博士。神戸大学名誉教授。日本会計研究学会前会長。日本学術会議会員(前)。大蔵省企業会計審議会の幹事・臨時委員を歴任。公認会計士試験委員、税理士試験委員を歴任。日経経済図書文化賞、日本会計研究学会賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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