出版社内容情報
従来のプロダクト型市場経済からファイナンス型市場経済への移行を踏まえて、金融商品や新たな企業価値創造ドライバーとなる各種無形資産を重視した会計理論の構築をめざす労作。
内容説明
本書は、プロダクト型市場経済からファイナンス型市場経済への経済構造の移行を受けて、金融商品を基軸とする会計のあり方について理論と制度の両側から総合的に考察することによって、企業会計が指向すべき具体的方向を探究しようとするものである。
目次
第1部 ファイナンス型市場経済とファイナンス型会計(ファイナンス型市場経済と会計の枠組み;金融商品とファイナンス型会計のあり方;金融商品とファイナンス型会計の論点 ほか)
第2部 ファイナンス型会計の国際的動向(アメリカにおけるデリバティブ会計の展開―FASBデリバティブ会計プロジェクトを中心として;イギリスにおける金融商品会計の展開―国際会計基準との比較・分析を中心として;ドイツにおけるデリバティブ会計の制度的基盤 ほか)
第3部 ファイナンス型会計の展望(会計基準のグローバル化と包括的公正価値会計―主要先進諸国JWGドラフト基準を中心として;デリバティブと会計の認識基点)
著者等紹介
古賀智敏[コガチトシ]
神戸大学大学院経営学研究科教授、博士(経営学)。1947年福岡県に生まれる。山口大学経済学部卒業、神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了後、龍谷大学経営学部教授を経て、現職
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