内容説明
割引キャッシュフロー(DCF)法を中心とした資本予算技法は、投資意思決定において有用であるとして以前より経済学、ファイナンス、管理会計の文献でとり上げられており、さらに隣接諸科学の影響を受け技法の精緻化や応用も研究されてきた。しかし、実態調査によると技法自体が認知されているわりには、実務で普及していないことが示されている。その理由は何か?本書は、資本予算技法の歴史的な生成・発展を踏まえたうえで、DCF法やキャッシュフローモデルを理論的に検証し、現実に適用可能なモデルを提示する。
目次
第1部 資本予算技法の史的変遷(英米における資本予算技法の生成と発展;わが国の資本予算技法の変遷と意味)
第2部 資本予算技法の新たな展開とモデルの精緻化(資本予算とPIC;キャッシュフローと制約理論;キャッシュフローと経済的付加価値;内部利益率法の有効性)
第3部 経済性分析のためのモデルの構築(リース・購入選択の経済性分析;退職給付の経済性分析)
著者等紹介
香取徹[カトリトオル]
1954年東京都生まれ。1978年横浜国立大学経営学部卒業。1980年横浜国立大学大学院経営学研究科修士課程修了。1985年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得。1985年明治学院大学経済学部非常勤講師。1987年関東学園大学経済学部専任講師。1992年獨協大学経済学部助教授。1995年‐1997年米国イリノイ大学客員研究員。1998年獨協大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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